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現在、たくさんのおとなニャンコが里親さんを待っています。
子猫のときに里親さんに出会えずに大きくなってしまった子
事情があって元の飼い主さんが手離した子
怪我やひどい皮膚病を治療するために保護した元ホームレス猫・・・
そんなおとなニャンコたちには子猫にない魅力があります。
エイズキャリアのおとなニャンコを2匹同時に迎えてくださった
里親さんからの手紙をここに紹介させていただきます。
拝啓 あにまるあいず 御一同様方
2011年3月半ばから袖子さん・小町さんの成猫(エイズキャリア)2匹を引き取って生活している者です。
この度は二匹を譲渡してくれた「あにまるあいず」会員様に感謝の意を示すと共に、これから保護猫の引取りを考える方に成猫やエイズキャリアとの生活がどのようなものかを
知って頂くべく筆を取りました。
袖小町と私は初めはお互い微妙によそよそしい気遣いをしておりましたが、一月半を共に暮らした今ではすっかり遠慮の無い生活をしております。猫たちが。
人間の方は相変わらず猫に気を遣って生活しておりますが、元野良の癖に擦り寄るわ膝に乗るわ布団に潜り込むわと好き勝手な猫たちに順調に飼いならされて鼻の下を伸ばす日々を送っています。
爪とぎやトイレでも全く粗相が無く、的確に人の心を突く甘え方をする袖小町さん。
こんなに良い子たちに今まで貰い手が無かったことが信じられないぐらいです。
この子達を譲渡して下さったK様、そしてゲージ外での順応訓練をして頂いたY様には感謝してもし足りません。
私は独り暮らしであること、また子猫の世話は細心の注意を必要とすることから元より成猫を引き取る予定でした。事故や変調を来す可能性は成猫の方がずっと低く、あまり手のかけられない単身者でも安心して共生できると考えたからです。
またあざとい考えではありますが、もし私が突然死することがあっても譲渡主さんや実家に猫が渡るようにするため、職場付近及び実家付近で里親募集をかけている子に限定して猫を探し、万一の保険を同時にかけることを考えていました。
つまりは徹底してリスクを鑑みた上で「引き取るのは職場もしくは実家付近に保護主がいる成猫」に限定して猫を探していました。
しかし、何故か最終的にコレだと決めた子達はエイズキャリア。
予め考えた条件と矛盾しますが、こればっかりは小町さんの写真を見て一目ぼれだったのですから仕方ない。また里親募集においてFIVキャリアや白血病キャリアが圧倒的不利にある現状は、職場で間近にする医療難民と重なりました。
「放っては置けない」という気持ちは、保護猫の引き取りを検討して下さる方々には容易にご理解頂けるだろうと思います。
それに結論を言ってしまえば、どんな猫を引き取ったとしても、突然死を除けばキャリア如何に関わらず最期の闘病の日々は訪れます。どんなに手を尽くしたとしてもこの子たちは私より早く天寿を全うするのですから。
そこに辿りついてしまうと、別に今家にいる子たちがキャリアであってもなくても大した差はありません。
例えば人間でも透析と細心のケアを続けながら、病歴の無い人よりもずっと幸せで長い生を得る方は沢山います。
うちの子らが幸せに、長生き出来る様手を尽くす。その方法に影響があるだけで、それ以外ではキャリアではない猫と変わりなく見送ってあげられるだろうというのが私の最終判断です。
長々と書きましたが、ずばり本音を言ってしまえば「成猫やキャリアの方が良い子が売れ残ってるよ」ということです。この度は大変な得をさせて頂きました。何はともあれ現在ご家庭に猫導入検討中の方々は是非成猫やキャリア猫をご検討下さい。
ちなみに袖子さんですが、こちらは小町さんと長らく同居人であるということで「じゃ、二匹とも下さい」と相成りました。
先にご一緒になられた方を蔑ろにする訳にはいきませんし。
こちらもキャリアですが、今の所は超健康優良児です。最近はきっかけとなった小町さんよりも袖子さんと意気投合することの方が多くなりました。小町さんの愛が重たいので1人と1匹で分割で背負う毎日です。
それでは小町さんが遊んでくれと鳴いて袖子さんを襲っておりますので、この辺りで筆を置きます。
敬具
5月4日 ○○病院勤務 I.A(様)
I.A様、とても素敵なお手紙をありがとうございました(^-^) (メンバー一同)
おとなニャンコの良い点は
子猫のような危険な遊びやイタズラをしない
人への甘え方を知っている
トイレ等のしつけが終わっている
性格や好みがはっきりわかっている
健康状態や持病がはっきりしている
長時間の留守番ができる
などがあります。
みんな昔は小さい子猫でした。元気に遊んで、いっぱい食べて立派なおとなになりました。
おとなニャンコでも懐きます。保護している子たちはみんな自分のお家を欲しがっています。
どうか、おとなにゃんこにも幸せになるチャンスを与えてください。
よろしくお願い致します。
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